スワップポイントの仕組みについて

前ページで紹介したスワップポイントについてですが、その仕組みについて深掘りしたいと思います。
いくらSynchronicity(シンクロニシティ)によって、有意なエントリーができるといっても、その仕組みの理解なしトレードすることは、リスク的であるため、おすすめはできません。
そこで本節では、スワップポイントの仕組みについて紹介したいと思います。
シンクロニシティHPContents
高金利通貨の仕組み
2021年5月では、メキシコの政策金利は4.0%となっています。
日本と比べるとはるかに高金利ですよね。100万円預金しておくだけで、毎年4万円分のスワップポイントが受け取れるわけですから(笑)
しかし、なぜそこまで高金利にしているかと言えば、インフレによって物価の価格が上がっているからなのです。
例えば、毎月20万円の給料を受け取っている人でも、物価が年間4%上昇していれば、同時に自分のお金も4%増えていなければ同じ生活水準が保てません。
これは相対的に、メキシコペソの価値を落としていくことと同義になり、価値が落ちれば相場のレートも右肩下がりになります。
価値が落ち続ける通貨なんて、誰も欲しいとは思わないですからね。
そのため、メキシコペソという通貨には、市場における人気(需要)を保つために、何かしらの付加価値をつけなければなりません。
その付加価値の正体こそがスワップポイントであり、インフレ率と政策金利が大体同じくらいになるよう、メキシコ政府によって調節されているのです。
日本でインフレは起きないの?
ところで、日本でインフレは起きないのでしょうか?
長らくゼロ金利に設定されている以上、インフレは起きていないと思う人もいると思いますが、それは間違いです。
確かに、日本は世界的に見ても、物価と貨幣価値が安定しているという事実はあるでしょう。
しかし、気付きにくいかもしれないですが、実はとても緩やかに物価は上がり続けています。
私が学生だった頃、マックのハンバーガーが60円ぐらいで買えていた時代もあり、他にも価格が上がった商品は様々あることでしょう。
また日本の平均年収は下がり続けているというデータもあります。
物価はそこまで変動していないけど、給料が減っているようでは、実質的なインフレですよね。
そしてこのままインフレが緩やかに進んだ場合、どうなると思いますか?
1つ考えられるのは、貯金が危険な行為になってしまうということです。
お金を預けていても、どんどん価値が減っていくので、もはや貯金することすら無意味です。
だからこそ最近では、政府が主体となって、投資の重要性を個人に投げかけているというわけですね。
シンクロニシティHP